ミュージックセラピー
実は私はカラーリストのほかにピアニストもやっています。 だからこの分野はかなり詳しいのですが、全部書くと、すご〜く長くなってしまうので、 ここでは簡単にできるセラピーの方法をあげてみます。
ミュージックセラピーは、音楽の持つ機能性を活用して、 病気の治療や健康維持をおこなう療法です。 方法は、作曲する、歌う、演奏する、聴くなどさまざまです。 そのなかでも、簡単にできるのは、聴くことでしょう。 好きな音楽を聴いていると、楽しくなったり、勇気づけられたりしますよね。 耳から脳に働きかける音楽は、ストレスをやわらげる働きをしてくれます。 これを理論的に行う方法がミュージックセラピーなのです。 α波という言葉を耳にしたことがあると思います。 心身ともにリラックスした快適な状態になると、脳波にα波があらわれます。 すると、自律神経に働きかけ、緊張がとけ、思考力や集中力が活発化されます。 また、ミュージックセラピーは、病気を予防することもでき、それに適した音楽もあります。
今は癒しのCDがたくさん発売されています。 その中でよく耳にする言葉が、「α波」と「1/fゆらぎ」ですね。 その2つを少し説明してみましょう。 「α波」は、先ほども書いたように、心身ともにリラックスした快適な状態になると あらわれる脳波の一種です。 瞑想やイメージトレーニングや能力開発などにも使われます。 このα波を発生させ、リラクゼーション効果をもたらしてくれる、 安定した性質が「1/fゆらぎ」です。 といっても、ちょっとむづかしいですね。 波の音、鳥のさえずり、そよ風、小川のせせらぎなどを想像してください。 心が安らげて、ほっとした気分になりますよね。 つまり、「1/f」ゆらぎはこういう自然界にある、共通した特有のリズムのことです。 実は、人の脳波や心臓の鼓動にもこのリズムは存在しているんですよ。 でも、ストレスの多い今の社会ではこのリズムが乱されがちになってるんです。 それで、「1/fゆらぎ」をとりいれ、「α波」を発生させ、調整してあげる事が大切です。 ここで、豆知識・・・・ 「α波」があるなら、「β波」があるはずですよね。 「β波」とは何でしょう? 実は「α波」とは反対に、緊張している時や、イライラしている時にでる脳波です。 つまりストレスがたまっていく時は、「β波」が出ています。
最近は、CDショップにいけば、ヒーリングミュージックとかかれたものは多数あります。 自然の音やクラシックの名曲を集めたもの、「元気になるCD」などさまざまです。 そういうヒーリング音楽を聞くのも一つの方法です。 基本的には、あなたが心から落ち着ける、一番気持ちのいい音楽を ゆっくり聴くのがいいでしょう。 いくらクラッシックがいいと言っても、あなたに合わないと意味がありません。 自然のリアルな音を聞くのも、ミュージックセラピーです。 難しく考えずに、自分が心地いいと思う音や音楽を探しましょう。
今の自分の気持ちと同じ波長の音楽を聴きましょう。 落ち込んでいる時や悲しい時に、明るい曲を聴いても、心は拒否反応を起こします。 その時は、静かな落ち着いた曲の方がいいのです。 気持ちになじみやすく、精神を安定させてくれます。 それから、徐々に明るい曲に変えていきましょう。 イライラしている時も同様です。 そういう時は激しい曲を聴き、音楽にあわせて歌ったり踊ったりしてみましょう。 スーとした気分になり、ストレスも発散できますよ! それから、ゆっくりした曲に変えていきましょう。
ヒーリングのために、音楽を聴くときは、何かをしながらじゃなくて、集中してきいて下さいね。
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